四季の会
「光と風と雲から 透明なエネルギーを得て
人と地球に拠るべき形を暗示せよ」
四季の会が誕生したきっかけは私のごみ拾いでした。自然の中で無心にごみ拾いをしていると、賢治の言葉のように透明なエネルギーがもらえる、そしてその中から自然に自分が何をすべきかが見えてくる、そんな気がして始めました。「エコノミカルだけでなく エコロジカルにも」「今日捨てる人、明日拾う人」「一つ捨てたら、二つ拾ってみませんか」などの立て札で交信を送ったり、不要な板でごみ箱を作ってあちこちに置いたり、色々な試みをしました。三年目である平成6年には、私が新聞の郷土提言に投稿し、それがたまたま入選、紙上に載ったことから共鳴者が現れ、自然な形で「四季の会」が誕生しました。その他にも、現在まで続いている「もったいない・ピース・エコ・ショップ」、および旧猿島町時代、合併までの12年間続いた、ボランティア広報紙「茶はなし」が誕生した年でもあり、平成六年は、収穫の多い、記念すべき年でした。それからは毎週火曜日を活動日にあて、以下のような活動を行っています。
- ごみ拾いやその分別作業(集めたアルミ缶の収益金は活動費用へ回している)
- リサイクルハウスの整理
- EMの効力を知ってもらうため、EMの活性液を作り関心のありそうな人へ配布
- EMの季刊誌「エコピュア」の各自関心のある号を買って勉強
- 町の文化祭等の行事で行われるフリーマーケットでの出店(その収益金は全て寄付)
- 米のとぎ汁が環境を汚すことからEMを活用して環境浄化と生活に役立てる方法の呼びかけをボランティア広報紙「茶はなし」を通して実行、その話し合い
- 平成十三年の九月より、本NPO法人猿島野の大地を考える会が始めた西仁連川の浄化活動への協力として、米のとぎ汁EM発酵液の投入
- 交流行事の準備
- EMによる川の浄化活動
- 「もったいない・ピース・エコ・ショップ」事業への貢献
- 野菜商品の購入
- ドクダミ茶、なた豆茶、びわ茶、籾殻燻炭等の製品化
- ショップ内の清掃、衣類等の飾り付け
- 会独自の簡易的、効果的で、長続きする光合成細菌による生ゴミ処理法を考案
- 経緯:それまではEMの生ゴミボカシが一般的であったが、3・11後に浮上した放射能問題に注目。光合成細菌が放射能を低減、無害化すると学び、さらに嫌気性で百度以上でも死なないという有り難い特性を持っていることから、生ゴミの処理法に最適な微生物と判断し、実験を行った。
- 実験手順:①三角コーナーに生ゴミがいっぱいになったら、ふた付きのバケツに生ゴミを投入。ふたに五個位の穴をあけ、ペットボトルに入れた光合成細菌を生ゴミの上に5、6回振りかける。
- ②それを何回か繰り返し、バケツがいっぱいになったら、畑に掘った溝の端から順次その生ゴミを埋めていく(以下写真)。
- ③溝が全部埋まったら、畝を立て種まき。これが可能なのは、好気性の微生物ではないので、すぐ埋めても死なない。
- 結果:そのバケツからは生ゴミ特有の臭気が全然せず、すぐ埋めるのでハエやウジも湧かなかった。こうしてEMの中の主役、光合成細菌による生ゴミ自家処理法が生まれた。この実験をもとに、その後、県から「地域の課題は地域で解決」という「コミュニティー恊働事業」のお誘いが来たので「EMの中の主役、光合成細菌による生ゴミ自家処理法と安全な社会創り」という題名で応募、採択され、その助成金も充てて光合成細菌培養のビニールハウスを建設。又、市の後援でフォーラムも開催でき、市の環境基本計画にも紹介された。(以下写真:生ゴミを埋めた上に立派に育つちんげん菜)
上記の活動全てが、本NPO法人の活動である「米のとぎ汁流さない運動モニター制度」や「もったいない・ピース・エコ・ショップ」事業、その他生ゴミの問題や川の浄化活動等全てに関わっており、四季の会はなくてはならない存在となっています。このような活動にご興味のある方は、是非ご連絡ください。