ペシャワール会の「緑の大地計画」

今日は穏やかでしたが、昨日の突風、強風は、ゴルフ場で「もったいないピースエコショップ」を出店するには勇気とささやかな対策が必要でした。きゃしゃなテーブルは突風が吹くと飛ばされそうなのでレンガをテーブルに置いて重石にし、全ての品目の値札には小さい洗濯バサミで対応。風に負けずに出た甲斐もありました。最後のお客さんは、このショップの趣旨に賛同してくださったのか、こんにゃくをたくさん購入してくれた上にお釣りは寄付にと置いていってくれました。

私たちをこんな天気でもゴルフ場に向かわせてくれるのは、私たちが支援の主軸を置いているペシャワール会の中村哲医師を核に取り組んでいる活動が、まさに現在の世界情勢の絶望的な危うさに対して、世界平和への路を具現的に体現して示していて、この地に足がついた救済策を一人でも多くの人に知ってほしいからです。

2003年に始まったペシャワール会の「緑の大地計画」は命の源である水と食料がえられる安定灌漑面積を一万五千ヘクタール近くまで実現しました。下の写真は、その計画のもと用水路建設などに従事してきた難民の人たちが、今後もたくさんある用水路の維持補修に当たっていくために、厳しい条件の砂漠の中に作られた自立定着村です。最初の写真は、用水路建設前の砂漠で、後の写真は同じ場所の用水路到達6年後です。比較してみると、人間愛や知恵の偉大さがわかりますね。